夏バテ予防にカリウムを

毎日暑い日が続きますね。

今も昔も、夏は果物や野菜が美味しい季節です。旬の食材には美味しいだけでなく、生命維持活動に欠かせない役割があります。

 

カリウム(K)は、高血圧の人や不整脈の人、夏バテする人、甘いものやお酒をよく摂取する人、むくみ、便秘の人などに摂取が必要な栄養素です。

知識を身につけて、上手にカリウムを摂りましょう。

 

カリウムは、ナトリウム(Na)の吸収を抑制し尿中にナトリウムを排出して体外に出す働きもあります。

余分な水を出すことでむくみの解消にもなります。

 

カリウム(K)の多い食品は、殻類や豆類、魚介類、肉類、海藻類、乳製品など多くの食材に含まれています。また、ストレスやアルコール、甘いものなどで失われてしまうので、欠乏しやすい人は意識して摂る必要があります。

 

★カリウムが多いもの

・パセリ(100g中1000mg)

・アボカド(100g中720mg)

・ほうれん草(100g中690mg)

※納豆はひきわり納豆の方が多く含まれていますよ!

 

カリウムは、水に溶けやすいため、腎臓病がある方は体内のカリウムが過剰になります。そのため、野菜を摂る時は切って水にさらすとカリウムが水に溶け流れるため低くなります。

サラダなどは水切りをしてみましょう。

果物は缶詰にし、シロップはカリウムが溶け出しているので捨ててください。

上手に使い今年の猛暑に対応しましょう。(看護師 佐川)